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作業前に確認&設定 パワポのスライドサイズについて

  • 執筆者の写真: パワポプロ
    パワポプロ
  • 2018年4月24日
  • 読了時間: 4分

つい脳天気に作ってしまってから後でサイズが合わないなんて経験ありま

せんか?モニターやプロジェクター・タブレット端末など、さまざまなスクリーンが存在する中で、一体どんなスライドサイズでパワポ作成すればいいのか・・・? PowerPointの資料作りで基本となる3つのスライドサイズについてご説明します。


「スライドサイズ」とは

通常目にするPowerPointのスライドは、実は必ず特定の「サイズ」がデフォルト設定されています。

・PowerPoint 2010はW254/H190,5mm (アスペクト比4:3のスクリーンに最適)

・PowerPoint 2013はW338,67/H190,5mm (アスペクト比16:9のスクリーンに最適)

 ※アスペクト比とは、画面や画像の縦と横の長さ(ピクセル数)の比。

PowerPointバージョンによって操作方法は異なりますが、使用目的や環境によって、パワポのサイズの確認や変更は自由にできます。


旧来の標準サイズ=「画面に合わせる(4:3)」

PowerPoint 2010までの「規定のスライドサイズ(デフォルト)」でしたが、”ワイド画面”が主流となっている近年のPC環境を考えると、活躍の機会は少なくなりつつある、というのが現実でしょう(現にPowerPoint 2013の規定のスライドサイズは「ワイド画面」に変更されています)。

なお、このスライドサイズがぴったりあてはまるケースとしてはiPadなど「4:3のアスペクト比を持つタブレット端末」が該当します。こちらについてはスライドが液晶画面のフチいっぱいまで表示されるため、同デバイスに特化して資料を作成するなら、このサイズを選ぶというのも悪くない選択です。


最も汎用的なサイズは、A4(W210/H297mm)

オフィスプリンターの標準サイズはA4です。なのでこのサイズでパワポを作成しておけば、印刷もデータ転送も相手側が困ることなく問題ありません。PowerPointのサイズをA4(W210/H297mm)に設定すると実際のサイズはW190.5/H275.1mm)となります。印刷時にスライド末端が切れることがないようにしてあるのです。 親切ですよね。

気をつけるべきことは、近年主流のワイド画面(アスペクト比16:9)(後述)のモニターやプロジェクターでフルスクリーン表示した際には、左右に黒い余白(言葉が変ですが)が発生するということです。iPadなど(アスペクトヒ4:3)のタブレット端末では、逆に上下に余白が発生します。気にされなければ問題ありませんが・・・。何にでも使えて、相手や会場/機器類に依存しない、最も汎用的なPowerPointのスライドサイズはA4だということを覚えておきましょう。

現在の主流、大型画面に最適なビジュアル重視の「ワイド画面」

最近のモニターサイズやプロジェクターはアスペクト比:16:9が主流です。その場合は迷わず

「ワイド画面」で作成しましょう。PowerPoint 2013以降の規定値は16:9に対応する「ワイド画面」です。スクリーンいっぱいを使ってスライドを表示でき、社外イベントや講演などの使用シーンでビジュアル重視の発表が可能です。注意点とすれば出力には向かず上下に余白が出てしまいます。

PowerPoint 2013以前のバージョンで「ワイド画面」で使いたい場合は、サイズを手動で設定すれば再現可能です。具体的には、「ページ設定」ダイアログボックスで、「W338,67/H190,5mm」を入力すればOKです。

「画面に合わせる(16:9)」というサイズ

アスペクト比ではワイド画面と同じの、「画面に合わせる(16:9)」というサイズがあります。

「画面に合わせる(16:9)」は、「ワイド画面」より小さいスライドサイズになります。これは画面サイズ対応の過渡期的な対応で、現在ではワイド画面が主流なのでこのサイズはほとんど必要ありません。なので覚える必要はないと思います。


A4タテの印刷物をパワポで制作する場合は、「ユーザー設定」を

正規のクリエイターはイラストレーターやフォトショップを使い、パワーポイントはまず使いません。が、営業や企画部署ではパワポを使ってカンタンかつ迅速に印刷物の原稿データとして頻繁に使用します。自社プリンター出力のみならず、入稿データとして請け負う印刷業者さんも多々存在します。出力重視、あるいは印刷する場合は、実際のA4サイズである、W210/H297mmを手動で入力設定しておきましょう。

レーザープリンターは、用紙の天地左右数mmが印刷するできません。なので資料の端は余白として扱うか、目いっぱいの印刷イメージを確認したい場合は、適宜スライドの縮小設定を確認/変更にして対処する必要があります。


まとめ

用途に応じたスライドサイズをはじめに確認/設定してから、パワポ資料作成に取り掛かりましょう。重要な主なサイズはこの3タイプです。

・旧来の標準サイズ=「画面に合わせる(4:3)」

・最も汎用的なサイズは、A4(W210/H297mm)

・現在の主流、大型画面に最適なビジュアル重視の「ワイド画面」


 
 
 

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