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センスが光るフォントの選び方

  • 執筆者の写真: パワポプロ
    パワポプロ
  • 2018年4月19日
  • 読了時間: 4分

フォント選びの重要性


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ワードの社内文書なら、(読むのも辛い)詳細にぎっしり詰まった100%テキストも多々あります。

が、ことパワポとなると、ビジュアル50%、テキスト50%とか、へたすると文字も画像化させた100%ビジュアライズされたファイルもあり得ますよね。パワポ好きな私なら、100%テキストでも喜んで作成しちゃいますが・・・笑。


例えば50%の情報をテキストで表現する場合、その見やすさ・理解しやすさは、フォント選びにかかってきます。 ここでほとんどの人は間違えてしまうのです。


PowerPointに使うフォントを選ぶときは、どんな書体を選ぶべきでしょうか。

フォントサイズ(大きさ)やカラー(色)については別の機会に触れましょう。

オリジナリティを少し出したければ、限られた予算で有料のフォントの購入という選択肢もあります。

また、無料のフリーフォントもたくさん出ていますね。

ゴシック系、和文フォント、欧文フォントという選択の他、Windows 8.1以上の方は、游ゴシックという選択肢もあります。


多くの中からPowerPointに適切なフォントを、あるいはケースバイケースで内容によって選ぶフォントをどういう基準で決定すればいいのか、迷いますよね。でも日本語フォント、特にPowerPointに適切なフォントは実は数種類程度しかありません。逆に、欧文フォントは膨大な選択肢がありますが、よく使われる有名なフォントをおさえておけば問題ありません。



和文、欧文書体の種類


和文書体には、大きく次の2つの種類があります。

明朝体は手で書いた文字をその起源としているため、基本的に横画が細く、縦画が太いといった特徴も持っています。逆に、ゴシック体はすべての縦画も横画もほぼ均一の太さをしています。

欧文書体にも、同じような特徴があります。


欧文フォントは、先端の装飾の有無で「セリフ体」と「サンセリフ体」に分けられます。

セリフとは文字の先端にある小さな飾りのことで、セリフを持つフォントのことをセリフ体といいます。

和文フォントの明朝体と同様、縦線・横線の幅が異なり、メリハリのある作りです。

セリフ体には「セリフ」と呼ばれる、日本語と同じような「ウロコ」部位が存在し、横が細く縦が太くな


さらに、この両者をいいとこどりしたスラブセリフ体という書体もあります(雑誌やWebで本当によく見かけるようになりました)。「セリフ」が存在するのですが、均一な太さで構成されています。

ウェイト(文字の太さ)が多いほど使い勝手が良く、当然ウェイトが大きくなるほど重たい印象になってきます。


フォントを選ぶときは、このウェイトがなるべく多いものを選んでください。Regular、Boldは必須で、Lightまであると非常に重宝します。



PowerPointにふさわしい書体とは


PowerPointにふさわしい書体の考え方はとてもシンプル!

読みやすいゴシック体とサンセリフ体が基本です。

明朝体やセリフ体がダメという訳では決してありません。細い線が多ので、文字の大きさが小さくなるにつれてプロジェクター等ではかすれたりして見づらいのです。


太さの均一なゴシック体、セリフ体にはこの心配がありませんので、上の例でもお分かりいただける通り、小さくしてもそれなりの視認性を発揮します。ちなみに、欧文はデザイナー好みのスラブセリフ体も重宝する書体です。

和文には和文フォントを、欧文には欧文フォントを使うようにするのが基本ではあります。

当然ですが、たいていの場合、英数字に特化して作られている欧文フォントの方が、英数字は綺麗です。和文混植を最大限意識して作成されたAxisフォントでも使わない限り、和文フォント、欧文フォントの両方を選んで使うのがベターです。

ただし、文字の高さ(天地)があまりに異なる組み合わせは、バランスが悪くなるばかりか、無駄な天地スペースが発生してしまい、美しくありません。(例えば、Windows標準のCalibriフォントなど)


遊びっぽいゴシック体は状況を考えて使うようにしましょう。

クセのあるゴシック体をまじめな場面で使うと、マイナスな印象を与えてしまいます。インパクト優先の場合を除いて、読みやすさという観点から、クセのないフォントを選ぶべきです。

逆にポップなロゴを作成したり、「ノリ」が求められる表現。そうですね、運動会とか趣味のお知らせなどでは有効でしょう。それにしてもタイトルや一部の見出しのみに使用を限定し、本文では使用しないよう方が無難です。


さらに忘れがちなことに閲覧(あるいは操作)環境があります。

フォント以前に、PowerPointのファイルをどのような環境で使用するかを確認しておく必要があります。PowerPointのバージョン違いなど、自分のPCではフォントがインストールされていても、別のPCではそのフォントがインストールされていないというケースも多いからです。これを知らずに別のPCで開いてしまうと、レイアウトが崩れてしまう場合が実は意外と多くあります。

したがって、PowerPointファイルがどのような環境で使用されるかによって、厳密には選ぶべきフォントを変えなければなりません。


とはいうものの、パワポ作成を依頼される立場としては、発注主(ご主人様)のお好みやご指定フォントを是が非でも使わなければならない局面もございまして・・・。

そういう時は、屁理屈抜きで仰せに従います!

なので、ここでご説明した内容は、頭の中で参考レベルに留めておいていただければと思います。


 
 
 

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